NFTのことを勉強していると聞いたことがない用語がいっぱい出てきますよね。
分からない用語が出てきて、その度に調べての繰り返し。
ググっても難しくて一つの記事でなかなか理解できないなんてこともあります。
今回はその中でも「ブロックチェーン」に焦点をあてて分かりやすくお話します。
この記事を読むだけで「ブロックチェーン」が何か?が分かるように解説していきます。
ブロックチェーンとは
ブロックチェーンとは簡単にいうと「管理者が潜在しない台帳」のことです。
分散型台帳技術とも言われています。
ブロックと言われる単位で取引データを管理し、チェーンのように連結して保管することからブロックチェーンと言われています。
世界中にある1万個以上あるブロック(端末)で管理しています。
銀行の場合は?
取引データを管理しているのは銀行自体です。
このように管理者がいる事を中央集権型と言います。
ブロックチェーンって誰が作ったの?
2008年にネット上にアップロードされたある論文がありました。
その論文には「管理者がいなくても、お金のやりとりができるようになる仕組みについて」が書かれていました。
この論文を書いたのはサトシ・ナカモトという人物ですが、論文は英語で日本人であるかも不明です。
身元も不明で、サトシ・ナカモトの正体を誰も知りません。
正体不明な人が書いた論文ですが、「管理者がいなくても、お金のやりとりができるようになる仕組み」に興味を持った世界中のエンジニアたちが、その仕組みを実現するために有志で開発をはじめました。
これがブロックチェーンの始まりです。
ブロックチェーンのメリットとデメリット
銀行のように管理者がいる中央集権とは違って、管理者がいないブロックチェーンは何万個というブロック(端末)で管理されています。
1つのブロック(端末)のデータを書き換えても、他のブロック(端末)に正しいデータが記録されていることから、データの改ざんができないことや情報の均等化、何万個というブロック(端末)が1度にダウンすることはまず考えずらいということが最大のメリットです。
51%問題について、例えば100人が同じ台帳を持っていたとして、49人の台帳にはAと書いてあり51人の台帳にはBと書いてあったら、正しいデータはBであるというのがブロックチェーンの考え方です。もし悪人が50%以上のデータをハッキングして嘘のデータに書き換えたとしたら大多数のデータが正しいと判断されてしまいます。
また、何万個とあるブロック(端末)でデータが記録されるので、データの修正が難しいです。データも全て一般公開されていることから、機密情報にはできないことがデメリットとして考えられます。
ブロックチェーン技術の今とこれからの可能性
ブロックチェーンの今
ブロックチェーンと仮想通貨
お金のやり取りの情報が誰でも見られるように全て一般公開されています。
世界に1万個以上あるブロック(端末)でお金の管理をしています。
銀行などの管理者がいる場合、サーバーにトラブルがあったらお金のやり取りができなくなりますが、仮想通貨の場合は管理者がいない分散型で管理されているので、ひとつのブロック(端末)がダメになったとしても、1万個以上あるブロック(端末)が一度にダメになりことはあり得ないので、仮想通貨が使えなくなるということはまず起こらないと言えます。
ブロックチェーンとイラスト
NFTアートとしてブロックチェーン上に記録をすることで、改ざんができないため唯一無二の価値を証明することができます。
また、改ざんができないことでアーティストやクリエイターの著作権も守ることができます。
ブロックチェーンのこれからの可能性
ブロックチェーンとブランド品
ブランド品の偽造防止にもブロックチェーンが役に立ちます。
ブランド品の製造からどこのお店へ出荷し、どのような人に売られたかなどをブロックチェーン上に記録することができます。
また、中古で再販する時もブロックチェーンで調べたら、本物であることが分かり安心して購入することができるようになります。
ブロックチェーンと食材
産地や製造者の情報、賞味期限などブロックチェーン上に記録されると偽造が不可能になることから、消費者は正しい情報を得ることができて安心して食材を購入できるようになります。
ブロックチェーンと医療
患者さんの病歴や処方されている薬、入院歴などさまざまな情報がブロックチェーン上に記録されることで、患者さん自身が忘れてしまったことでも正しい情報が記録されているので安心して診察を受けることができるようになります。
問診票の記入欄の項目が減る未来も待ってることでしょう。
参考になった本
まだまだ可能性を秘めたブロックチェーン
これからが楽しみです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
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